RSGT2024のオンライン参加、僕はこう楽しんだ
今年もRSGT2024に参加することができました。
運営・スポンサーのみなさまのご支援ご協力と、職場の同僚のサポート、そして家族の理解のおかげです。 本当にありがとうございます。
今年はプライベートの事情や、オンライン参加に対するちょっとした想いがあり、意図的にオンラインに振り切って参加しました。 結果、個人的にはかなり楽しめたなぁと思っているので、参加の仕方の一例として共有することにしました。
今後、RSGTやスクラムフェス、その他のカンファレンスにオンラインで参加される方の参考になる部分があれば嬉しいです。
※ 聴いたセッションの話は今回の記事では触れず、別で改めて書きたいと思います。
ゆっくり寝て、ゆっくり起きる
改めて書くまでも無いかと思いますが、大事なポイントなので。
休日は10時間くらい寝ちゃうタイプなので、ギリギリまで寝ていられるのは非常に助かりました。
夜遅くまで飲んでいたとしても、しっかり睡眠をとって万全の体制でセッションに臨めたのも良い点でした。
いつも通り家事をこなす
RSGTに参加してセッションを聴きながらも、ご飯やお風呂の準備、洗濯などをいつも通りにこなしていました。
RSGTに集中するためにも、家族の日常を維持するためにも、いつも通りに過ごすことで、RSGTを心置きなくしっかり楽しむことができたように思います。
休憩時間・本編終了後はボイチャで待機
セッションが終わるやいなや、即ボイチャに入っていました。
ありがたいことに何名かは入って来てくれて、「何参加してました?どうでした?」とゆる〜く感想を言い合ったりして、セッションの理解を深めたり、参加していないセッションは脳内インデックスを作成するなどができました。
夜は @here で「話しましょう!」と呼びかけ
アジャイルコミュニティに長くいらっしゃる方は、誰かがDiscordにいたら入って来てくれるのですが、 せっかくなのでまだ話したことが無い方、初参加の方ともお話したいと思い、広めに声掛けしてみました。 (数名入ってきてくれた!)
この声掛けがきっかけで入ってくれたという方がいたので、「この声掛け以前は、どうして参加していなかったのか?」と聞いたところ、「そもそも夜にDiscordで話しているなんて知らなかった」と教えてくれましたが、どっぷりDiscordに浸かってしまった自分からすると目から鱗で、今後はもっと積極的に声掛けしていくことを決意しました。
自己紹介スプリント
17~21時頃のボイチャでは、初めてお会いする方がちょこちょこと参加してくださったので、順番に自己紹介をしていました。 (新しい人が入るたびに繰り返していた)
自己紹介を聞きながらサマリをDiscordに書いていたのですが、後から見返して思い出すことができたので良かったです。
もっと話したいと思ったら、積極的に声をかける、急に誘ってみる
大勢で話すのも楽しいものですが、初参加の方の話をもっとしっかりと聞いてみたいとも思い、「話しませんか?」と直接メンションして、別のボイチャでじっくりと話を伺ってみました。
そのお陰で、その方が大変だと感じていること、これまで頑張ってきていることなどを詳しく聞くことができて、自分ももっと頑張ろうと思えることができました。
また、初参加の方とじっくりお話をしている時に「この境遇なら、この人と話をしてみると面白いかも?」と浮かんだ人を突如誘ってみたりしたのですが、思いがけない化学反応が起きて非常に楽しい想い出になりました。
ハッシュタグ #RSGT2024 で検索して、フォロー
寝る前はしっぽりと余韻に浸りたいので、感想を探してLike & フォローをしていました。
「あ、いいなぁ」と思ったら、誰かれ構わずリアクションしていくのが個人的には楽しいです。
最後のセッションを聴きながら現地に移動し、カラオケと居酒屋へ
オンライン参加に振り切ったと言いつつも、最終日の本編終了後は現地で皆さんにお会いしたいと思い、スマホで視聴しながら電車移動していました。
歩いている時などは画面を見ることができず、声しか聞けませんでしたが、思った以上にしっかりと内容を理解できた気がします。 (話がとても上手だった、というのもあるかも)
カラオケは、毎年お世話になっている皆様のみならず、今回初めてお会いした方とも熱く(歌で)語り合えた気がしていて、相変わらず最高に楽しかったです。
居酒屋は、毎年お店探しで苦労しているので、来年は予め予約しちゃっても良いかもなぁと思いはじめていますが...どうしようかなぁ。
来年の自分へ
- 前日夜か前年12月末くらいに、オンラインで知り合いを作れるイベントを立てましょう。
- レンチンで食べられる何かを少し多めに用意しましょう。
- 積極的にオンラインでの交流を呼びかけましょう。(怒られたら、その時はその時)
- 必要に応じてボイチャの構成変更を提案しましょう。(多分さわいさんが変更してくれた気がする)
- 今回、かなり早いタイミングでYoutubeが視聴可能になっていた気がするので、当日夜に同時視聴会を開催してもいいかもしれない。
- Day3の夜のお店、予約を検討しましょう。
おわりに
僕をアジャイルコミュニティにがっつり引き込んでくれたのは、RSGT2020での@higuyumeさん・@FORTEgp05さんのお二人でした。
コミュニティに知り合いなんて一人もいない状態で、一人でどうしようかとうろついている僕を見つけた二人が声を掛けてくれて、僕の話を聞いてくれて、応援してくれたり、近くにいる方を紹介してくれたお陰で、コミュニティが楽しいと感じられるようになりました。
あの時声を掛けてもらっていなければ、いま、僕はここにいないかもしれません。
RSGTやスクラムフェスのような、規模のある程度大きなイベントに参加する度、あの記憶が蘇ります。
決して安くはないお金を払って、言わば仕事も家庭も後回しにして参加しているのですから、学びを優先するのは当然のことだと思いますが、僕はやはり「誰かと誰かが繋がること」も大事にしていきたいです。
次回以降も、余裕がある範囲でそのような繋がりの後押し、サポートをしていきたいなぁとも。
...とまぁこんな感じで、僕はみなさんとお話したいので、無理のない範囲でアプローチしていきますので、もし嫌じゃなければ是非受け入れていただけるととても嬉しいです。
ぜひ、来年のRSGT2025はともに美味しいお酒を飲みましょう!!!
ボイチャや現地でお会いできることを楽しみにしています。
来年は、どう楽しもうかなぁ!
スペシャルサンクス
- @sawa__itさん
- 夜中の突然のフリに快く応じていただき、ありがとうございました!!その後の行動力も、流石の一言だと思います。尊敬してます。
- @Ryokucha_Midoriさん
- 僕がボイチャにいる時、だいたいいつも真っ先に参加してくれていたと思います。りょくちゃさんがいるおかげで、他の方が参加するハードルが下がったのではないかと思います。とても助かりました、ありがとうございます。
- @jp_110さん・@oo4raさん
- 僕が離脱したあとの深夜のボイチャを覗くと、お二人が盛り上げてくれている場面をよく目にしました。きっと、参加者のオンライン体験に対してポジティブに影響していると確信しています。いつもありがとうございます。
- @sasakendayoさん
- 現地の様子を中継して楽しませてくれましたね。流石の気遣いだと感心しました、本当にありがとうございます!
- あらうんど83のみなさん
- OSTを盛り上げようと前日の夜まで頑張っていましたよね、今年も本当にお疲れ様でした!!あるかどうかわかりませんが、来年もしまた何かできるようなら、更にブラッシュアップしちゃいましょう!!!!
- @spring_akiさん
- Day2の後、あらうんど83の寸劇について的確な内容のフィードバックをいただき、ありがとうございました。自分たちが考えてきたものを冷静に考え直すいいきっかけを提供いただいたと思います。今回だけで終わらせることなく、今後の同様の取り組みにも活かしていきたいと思います。
- @kobase555さん
- Day3、僕が現地の入り口外でみんなが出てくるのを待っていたとき、真っ先に僕に気づいて駆け寄ってきてくれて、ありがとうございました!とても嬉しかったです。そういった細かなところに気づいてアクションできるところは、こばせさんの凄いところだと思っています。
- @ewa_mobileさん
- Discordのテキストチャットも、Xのポストに対しても、常に斜め上の返しをしてくれて、テキストコミュニケーションが楽しくなった気がします。マジで僕は思いつかない返しばかりなので、どういうセンスしてるんだといつも感心しています。ありがとうございます。
役割や場所問わず、改善や業務推進する上で僕がなんとなく意識しているな〜と思うこと
この記事は、スクラムマスター Advent Calender 2023の18日目の記事です。*1
...が、実は最近スクラムマスターやプロダクトマネージャーではなくセキュリティエンジニアとして働いているのでちょっとテーマから外れてしまう気もするのですが...まぁなんとかなるやろの精神で書いてみることにしました。*2
改めまして、この記事の内容は「(スクラムやアジャイルは関係なく)僕が業務を行うときや何かの改善を進めようとする時に意識することが多いなぁ」と、2023年をふりかえって思ったことの紹介となります。
章見出しで内容を想像できるようにしているので、忙しい方は読み飛ばしたり、気になるところだけ見ていただくのでも嬉しいです。
- 自分が思う3割ではなく、その場所で3割だと思われるラインを探る
- 「既にみんなが認識している問題」から取り組む
- 同意を求めすぎない、自信があれば実行しちゃう
- 受入条件やSMARTゴールに想いを馳せる
- 次の1週間で何をして、その結果どうなると思っているのか?をざっくり共有する
- 相手が心配しなくてすむように、意図を伝える
- 遡るのが可能な範囲で大元の意図を知ろうとする
- 何を期待しているのかを想像してみる
- ファクトは、用法容量を意識する
- おしまい
自分が思う3割ではなく、その場所で3割だと思われるラインを探る
手戻りや認識相違などをゼロに近づける努力はしつつも、完全にゼロすることはできません。
そのため、ちょっとずつ進めて頻繁に確認して間違いを明らかにしたり、大きなところや不安なところからちょっとずつ合意して積み重ねていく進め方を取るのが基本的には好みです。
ただこの時に「自分が思う3割」で確認しようと思うと、メンバーからしてみると「もっと進めてまとめて確認してほしいなぁ」のようにギャップがある場合があります。
その背景には、人や組織のそれまでの経験や文化だったり、単純に忙しさだったり、作業のイテレーションの長さなどに寄る事があるんだろうなぁと。
ですので、できるだけ手戻りを減らしていこうと思うのであれば、まずはその場所での3割のラインを探ると良いなと思っています。*3
「既にみんなが認識している問題」から取り組む
期待されている働きによってはその限りではないと思いますが、新しい組織やチームと関わる場合には「みんなが今その瞬間困っていること、負を感じていること」をどうにかできないかなぁ〜と優先的に考えることが多いです。
情報収集・分析していくと、「受け入れられているボトルネック(のようなこと)」に気付くことがありますが、はじめからそこに着手しようと思っても協力を得難く、元々期待されていることに取り組む時間をもそこに費やしてしまうことになるので、ネガティブな状況に繋がりかねないなとも。
ただ上記のような大きな問題は完全に忘れ去ってしまうのも違うと思うので、1on1だったり雑談のようなゆるい場所で「こんな状態になったら更に幸せになりそうですよね〜」のように話しておくくらいが、はじめはちょうど良いのかなぁと思っています。
同意を求めすぎない、自信があれば実行しちゃう
「許可を求めるな、謝罪せよ」はいわば超訳で、原文は「It is easier to ask forgiveness than it is to get permission」なので「事前に許可を得るより、あとで許してもらうほうが楽」と訳すのが良い派です
— Takuto Wada (@t_wada) 2016年7月12日
↑と似ていてちょっと違うのかなぁ?と思っているのですが、以下の条件全てに当てはまる場合、価値を感じられる状態まで進めて「こんなことをサクッとやっちゃいますね〜 or やってみました!」と進めることがあります。
- 影響範囲が狭く限られている
- リスクが無い、少ない
- 良い状態になるイメージ、自信がある
- サクッとできる
というのも、仕事をしていると細かい改善をどんどんやりたくなっちゃうのですが、その度に全てで事前確認・相談をしようと思うと逆に自分が大変になってしまうなと。そういう文化に自分がしてしまうなぁと。
受入条件やSMARTゴールに想いを馳せる
MTGでネクストアクションの議論になったり、新しい仕事を依頼されたときなど、多くのシーンで意識していることが多いな~と思います。
これも全てに当てはまる訳ではないのですが、ネクストアクションが曖昧だったりすると「予定していたAという作業自体は行ったが、他の人が作業を進められる状態ではない」ということが起こりうるなと。
とは言いつつも、毎回受入条件やSMARTをかっちり明確にしているという訳でもなく、「いま話しているこのタスクは、何がどうなったら完了したってみんなが思えるかなぁ〜」と想像して、不安なところがあれば明確にしていくくらいのことが多いかなと。
次の1週間で何をして、その結果どうなると思っているのか?をざっくり共有する
(上の章とも近いのですが)自分が受け持つ仕事があるとき、ただ「Aを進める」ということをチームと共有するのみだと、いざAが完了したときになってはじめて次のアクションが検討されて動きがストップしてしまったり、思っていたアウトプットと違う、ということがあるなと思っていて、共有が不足しているなと思っています。
計画を立てることを求められていようがいまいが、期間を短く区切って「次の1週間では何をどこまでするつもりで、その結果何がどうなって、どんな状況になると思ってる、Aさんに○○をお願いできると思っている」を、ざっくり共有してから取りかかるようにしています。
チーム内での安心感も得られると思いますし、アウトプットの内容、優先順位、スケジュール等で認識相違がある場合に早めに調整ができて、無駄がなくて良いなぁと。
相手が心配しなくてすむように、意図を伝える
何か新しいこと(普段の業務とは違うこと)をやろうとしたり、誰かの提案や相談に対して質問や意見を述べる時など、「自分がなぜそれをしようと考えたのか、なぜその質問をしようと思ったのか?」が相手に伝わることを気にしています。
それは、相手が僕の発言や提案で不要な心配事をできるだけ抱かなくても済むようにしたいからです。
なので、伝える際にはただ意図を伝えるだけではなく、相手が「この人(僕)が何を気にしていて、それを確認するためにこの発言をしているのだな」ということがわかりやすい受け取りやすい伝え方を、できるだけ心がけるようにしています。
そのため、必要によっては意図の前に感謝や賞賛の言葉を述べたり、進めることに対して合意していて協力したいスタンスであることを明示することを先に行うことはあったりします。 (ありがとうとか、めっちゃ良さげでびっくりしました!とか、そういうゆるい感じ)
遡るのが可能な範囲で大元の意図を知ろうとする
上の章と逆パターンなのですが、新しく仕事を依頼されたり質問されたときや、一見するとちょっと無駄が多いのではないか?と思えるような作業やフローに出会ったときなどに、可能な範囲で大元の意図を知ろうとしています。
「可能な範囲」という点が結構大事だなぁと思っていて、最初から全体を知ろうとしすぎてしまうとそれはそれで目先の仕事が進まなくなるので、パッと知れる範囲まで把握して、それ以上は「いまは、わからない」ことを受け入れて最善を尽くすことも必要だろうなと。
これを繰り返していくと、次第に点と点がつながって「あぁ、こういうことなのかなぁ」と思えるようになってくるなと。
何を期待しているのかを想像してみる
上と似ていてちょっと異なるのですが、仕事の相談をされたときに、「なぜこの人は僕に話をしたのか?」「僕が何をして、どんな状態にすることを期待しているのか?」を、ちょこっと想像しています。
「授人以魚不如授人以漁(魚を与えるより釣り方を教えた方がいいよね)」という言葉がありますが、全ての場合で釣り方だけを教えるのが正解とは限らないと思っています。
釣り方を教えたら為になるのは間違いないと思うのですが、当人にとっては飢えで切羽詰まっていたり、他にもたくさんやることや覚えることがあって釣ってる余裕がない、という状況にはよく出会うなと。
なので「いまどんな状況で、どうして僕に相談してくれて、何を期待しているんだろうか?」をちょこっと想像して、もし余裕があれば「魚そのものと釣り方なら、いまは魚そのものが急いで欲しい認識であってる?」を確認してから対応するようにしています。
ファクトは、用法容量を意識する
ファクトって基本的に必要だし正しくて魅力的な響きをしているので、永遠にファクト集めができてしまうんですよね...収集癖がある方は尚更かもしれませんが...
ただこれも、目的や量を意識せずに集め始めてしまうと沼るなと...収集癖がある方はご理解いただけると思うのですが...*4
無限にファクトを集めて時間を費やすことになる前に、「何のためにファクトを集めたいのか?」「その目的達成のため・仕事を次のステップに進めるためには、何をどれくらい集めたらよいか?」は、はじめに意識しておくのが大切だなぁと。
ファクトそのものが何かをしてくれる訳ではないので、自分や周囲が納得するのに十分であれば、それでいい場合が多いなぁと思っています。
おしまい
最後になりますが、書いてみたら2023年の自分をふりかえる良い機会だったなと思い、企画してくれた @mienokana さんにはこの場を借りて感謝を。
Advent Calendarはまだまだ続きますので、今後の記事もぜひよろしくお願いいたします。
以上となります。 ここまでご覧いただいてありがとうございました!
少し早いですが、みなさまよいお年を!!
RSGT2023周辺をゆるっとふりかえってみる
- この記事で書くこと
- まつしゅーさんから、OSTの説明で協力してほしいと相談された
- 寸劇作りの中で見えた、仲間の素晴らしいところ(と学び)
- はじめに場を整えることの大切さ
- “質より量” の実体験
- 徹底したユーザー目線のフィードバック
- みんなすごい
- (怒られちゃいそうだけど)当日参加するセッションは、内容だけではなく人でも選んでみた
- SNSアイコンを身につけてみた(僕の場合は缶バッジ)
- オンライン参加の方との交流を試みてみた
- 交流(特に本編終了後)では、共通点を探していた
- day3、帰り道、夜の廊下に集まる人々
- 他にもいろいろある、RSGT2023の良かったところ
- おしまい
ありがたいことに、今年も元気にRSGTに参加することができました。
運営・登壇者・スポンサー・参加者のみなさまと、いろいろ自由にさせてもらっている妻にはとても感謝をしています。本当にありがとうございます。
せっかくなので、僕なりにRSGT2023をふりかえっておきたいと思います。
この記事で書くこと
- 当日までにやっていたこと、考えていたこと(主に寸劇準備)
- 当日、セッションに参加したり、他の参加者との交流で意識していたこと
- 本編終了後の時間で意識していたこと
※ 各セッションそのものの内容に関しては、ボリューミー過ぎるのでここではふれません。
まつしゅーさんから、OSTの説明で協力してほしいと相談された
Discordのログ的に、10月28日にはじめて話を聞いたようです。
まつしゅーさんのOSTに対する想いとやりたいことを聞き、ただ乗っかるだけじゃなくて全力で貢献したいと感じたことを覚えています。
それは恐らく、初参加の方やまだ慣れていない方でも、OSTにテーマを出したりわいわいディスカッションに参加することで“つながり”を感じて貰いやすそうだと感じたからじゃないかなと思います。僕がそういうことが大好きなので。
(もちろん、日頃から元気を貰っているまつしゅーさんに恩返ししたい、という気持ちもありました)
ふりかえりで、トライに意識を集中したくない
はじめに & 結論
ふりかえりって、スクラムにおいて大切なイベントではあるんですが、僕は、スクラム関係なくふりかえりそのものが楽しくて好きなんですよね。
そんな僕ですが、ふりかえりを僕がしたり支援をしたりする中で、「あぁ、僕はこういうのが好きなんだなぁ」ということがわかってきた気がするので、残しておこうと思います。
僕は、ふりかえりの場では、トライにあまり意識を集中しない方が好きだなぁと思っています。
どうしてそう思ったの?
ふりかえりをしているとき、以下のようなことがあります。
- ディスカッションが盛り上がっている(盛り上がりはじめた)途中で、話をまとめにかかる。
- 一見するとトライに繋がりにくいもの(大き過ぎる問題や、他部署が複雑に絡むこと、仕事と直結しなそうなことetc)を、とりあえず話し合いの対象外にしたり、無意識にスルーする。
※ 僕のスキル不足で、ファシリテーションや働きかけが効果的でないということはあると思います。
スクラムガイドのスプリントレトロスペクティブのセクションにもこのように記載があるので、時間内でトライを一つ決めて次のスプリントで試してみよう!となることは良いと思います。
自分たちチームの効果を改善するのに一見すると関係薄そうなトピック(例えば、お金が欲しい、朝起きれない、引越し先の家探しが面倒etc)はとりあえず除外するのも、間違って無いんだと思います。
ふりかえりで何か一つトライを決めて実験していくことがとても大切なのは間違いないと思ってはいるのですが、それよりも、チームがチームのことをより深く知っていくということを、僕は大切にしたいと思っています。
仕事でのアウトプット、コミュニケーション以外はほとんど何も知らない人よりも、例えば、どんなことに熱くなる人で、逆にどんな時に一歩引くのか?だったり、仕事を離れたときに何をしているのか?どんな状況なのか?何を考えているのか?何に困っているのか?何が得意で、苦手で、これまでどんなことをしてきたのか?ということを知っていると、話しやすさが全然変わってきます。
知っていく中で、その人のとある部分に強く共感を抱くこともあります。
プライベートを熟知とまではいかなくても、何か少し知っているだけでも違います。
もしそのような状態(お互いのことを少しずつ知り合っている状態)になれていれば、仮にふりかえりでトライまで出なかったとしても、日々の仕事の中でこまめに相談しあえて、問題が起きたらすぐにカイゼンが進みやすくなるなぁと思っています。
正しく理解できているかは自信が無いのですが、ダニエル・キムの成功循環モデルにおける「関係の質」が高い状態のイメージですね。
周囲との関わり方やコミュニケーションといった「関係の質」が高くなると、自然と考え方も前向きになり、目的意識が高まって「思考の質」が上がります。それが人々の積極性や主体性といった「行動の質」を高め、成果が生まれて「結果の質」につながります。すると、ますます関係の質が高くなる、といった循環を指しています。*2
おわり
毎回のスプリントで何かしらトライを出していくのって、実はスーパーエクセレントなことだと思うんですよね…
出せるなら出すに越したことは無いんですが、トライを出すことだけに意識を向け過ぎず、チームがその瞬間いちばん話したいと感じていることを話し合って、「価値観の違い」なども含めて、知り合えるといいなぁと。
そういう時間を、大切にしていきたいなぁと。
複数レーンのあるカンファレンスで、僕がどんなセッションを当日見るか
2021/6/25(Fri) - 26(Sat)に開催されるScrum Fest Osaka 2021が迫ってきて、当日なに見ようかな〜!と考えていたので、僕がどんな選び方をしたのかを雑に残しておきます。
「そんな選び方もあるんだ〜」くらいに見てもらえると嬉しいです。
- 90分等、時間が長いもの
- スピーカーの方が知り合いではないもの
- 当日体験できるもの
- 僕がよくわかってないもの
- 当日のライブ感が面白そうなもの
- 最終的には
オンラインでお花見をやってみた
春ですねぇ…
春といえば桜、桜といえばお花見ですね!
会社の同僚、友人達と公園で待ち合わせをして、酒税を納税して社会の義務を全うしながら散りゆく花びらに人生を重ねたあの頃が懐かしく感じますね…
そんな昨今ですが、せっかくの春なのに何もやらないなんてもったいない!ということで、オンラインでお花見をやってみました!
個人的には意外と面白かったな〜と思っているので、せっかくなので、やり方・準備の仕方を紹介しておこうと思います!
雑に書きすぎた感があるのは否めない…
オンライン花見の概要
Discord(無料)というコミュニケーションツールに専用のお花見チャンネルを作り、画面共有で桜のYoutube映像を流しながら、みんなで話すというものです。
準備①:お花見用のYoutube動画探し
Youtubeで良さそ〜な動画をいくつか探します。
あくまでも「お花見」の雰囲気を出したかったので、動きの少ない映像をピックアップしました。
今回使わせていただいたのは下記です。
桜吹雪の弘前公園
砂子水路(すなごすいろ)
静岡 河津
高遠城址公園
準備②:Discordの準備
Discordのインストール、サーバー作成、ユーザーの招待などはこの記事では解説しませんが、 Discord 使い方
でググっていただいて、良さそうな記事を見ていただくのが良いと思います。
Discordとしては、以下の準備をしました。
お花見スポットごとに、テキスト / ボイスチャンネルの用意
テキストチャンネルの「チャンネルトピック」に、YoutubeのURLを記載
準備③:参加者集め
connpassでこのようなイベントを作成しました。
人さえ集められれば、ここは何でもいいかもしれません。
個人的には、「行けたら行く枠」を用意して参加(というか登録)のハードルを下げられたのは、良かったかもしれません。
準備④:乾杯!
当日は以下のタイムテーブルで進行しました。(〆は忘れたけど…)
- 21:00 集合 @任意のチャンネル
- 〜21:05 乾杯&お花見の方法の説明
- 〜21:15 簡単な自己紹介
- 〜22:50 お花見 @いろんな場所で
- 〜23:00 とりあえず〆 @任意のチャンネル
どうやらオールナイトで夜桜鑑賞をしていた人もいたみたい…
おしまい
オンラインでお花見をする方法は以上です!
実際に現地で桜を見るのが一番綺麗なのは間違い無いとは思うのですが、オンラインでしか話せない制約の中では比較的、雰囲気を楽しめることができたかなぁと思っています!
この方法なら、住む場所が遠くても、時間の都合が難しい(ちょっとしか参加できない)等の場合でも参加しやすいのかなとも思います。
凄まじくラフに書きすぎちゃったので、質問などあればコメントいただくか、Twitter @watanabeisan までご連絡ください!
それでは皆様、よいお花見ライフをお送りください!
RSGT2021のふりかえり
今年もRSGT2021に参加することができました。
セッションの内容に関しては、もしかしたらまた別でアウトプットするかもしれないですが、今回はそれ以外のところについて書いていこうと思います。
ちなみに前回のふりかえり記事はこちら!
挑戦について
今回、挑戦したかったこと
実は、前回RSGTのふりかえり記事でこのようなことを書いていました。
次は20名の方と繋がる(今回結構頑張って声掛けしてたつもりだったけど、もっとやれたよ自分!)
ふりかえり RSGT2020に参加して - なべさんのメモ帳
なぜそんなに繋がりを欲していたかというと、「勇気をもらえる」からだと思っています。
FORTEさんのaozora.fm ep69や、くろねこam ep3でも語ってたりするんですが、こういったイベントで得られる大切なものの一つに「仲間、横のつながり」があると感じています。
セッションの内容は当然めちゃくちゃ勉強になったり、現場に持ち込めるものがたくさんあります。
ただ、それらを現場で適用しようとしたり、もっと良くしていこうと思うと、壁にぶつかったり、迷うことがあると思います(というか僕はありました)。
そんなとき、僕が歩みを止めずに行動し続けることができたことの一つの要因として、外部で出会ったコミュニティや、同じ思いを持つ仲間の存在が大きくありました。(めちゃくちゃ感謝してます!!ありがとう!!!!)
ですので、今後も僕が歩みを止めないために、また、同じような境遇の人が壁にぶつかったり悩んだりしたとき、少しでも支えになれればいいなぁという思いで、横のつながりを増やしたいと思っていました。
何をやったか
現地で参加していたときは隣の席の方や懇親会などで自然とコミュニケーションができていたのですが、現在はコロナの影響でオンライン開催されることが多く、横のつながりを作りにくい状況になっているな…今後の課題だなと感じていました。
初心者の館チャンネル、いいすね!!
— なべさん@家電好きスクラムマスター (@watanabeisan) 2020年9月26日
次のオンラインカンファレンスでやることリストに追加されました😎😎😎😎
そこで、上記ツイートにあるように「初心者の館」というボイスチャンネルをDiscord上に勝手につくって、一人で参加して誰かが入って来てくれるのを待ってみることにしました。*1
結果、はじめましての方もチャンネルに入ってきてくれて話すことができ、全体からしたら少ないかもしれませんが、横のつながりを増やすことに貢献できたのではないかなと思っています。
何名かの方から、「なべさんのおかげで輪に入ることができた!」というコメントもいただけたので、個人的にチャレンジは大成功ということにしておこうと思います。よっしゃ!
マイキーワード
「人」と「共感」
スーパー個人的に、今年のRSGT2021は「人」と「共感」がキーワードでした。(ちなみに前回のRSGT2020は「組織」と「マネージャー」がマイキーワードだった)
それは、もしかしたら僕がいま興味を持っているから頻繁に目についただけかもしれないし、一番目に参加したkyon_mmさんのセッションに引きずられた部分もあるかもしれないし、期間中に僕が話した人が口にしたからそう思っただけという可能性もあるっちゃあります。
また、最近知人から「なべさんは物事を自分ごと化するスキルがすごい」とフィードバックをもらっていて、意識していたこともあるのかもしれません。
その上で、僕が多くのセッションに共通して感じた(と思ってる)のが、上記の2つというだけです。
みなさんのマイキーワードも興味があるので、もしよかったらどこかで機会があればお話させてください!
面白かったこと、意外だったこと
オンラインなのに「廊下」があって、いきいきしてた
Discordに「廊下」という名称のチャンネルがあって、現地の会場とオンライン参加者を繋ぐ役割を果たしていました。
また、廊下に人数が増えすぎたらいつの間にか他の「廊下」チャンネルが出来上がっていて、勝手にいい感じに盛り上がっていました。
これは、今回1,2を争う特徴的な出来事だったなぁと思っています。
ちなみに廊下について、詳しいことはこちらのnoteを見て貰えればわかりやすいと思います。
夜まで残ってる人が多い
コロナ以降、オンラインで開催されたイベントの内、参加者同士で交流する場があったイベントは「スクラムフェス大阪」「スクラムフェス三河」の2つに参加していましたが、本編終了後も残っている人は一部の限られた人だけだったように見えていました。(決して、無理して残らないといけないなんてことはありません)
もしかしたら単純にオンラインのイベントに慣れてきたということもあるかもですが、RSGT2021は、過去イチで多くの方、しかも普段お会いしたことの無い方がたくさん残って話されてる印象がありました。
履修科目に「アリ」が加わった
よく参加している勉強会では前々からアリが話題になっていたのですが、今回のRSGT2021の野中先生のクロージングキーノートによって、アリムーブメントが広く認知されて履修科目に追加されてきた感があります。
参考図書は、近いうちに読もうと思います!
参加者から自分に対してフィードバックがあった
普段の自分のふるまいや、RSGT2021でやったことに対して、ラフにフィードバックを頂けることがあり、有り難いなぁと思うのと同時に、面白い状況だなとも思っていました。
忘れないようにエゴサしてそれっぽいものを残しておきます(笑)
- (夜中の雑談で)スベリ芸じゃない感じのピュアさ、芯の通った物腰の柔らかさ
- (夜中の雑談で)なべさん、昨日ここに入ってきた時に声かけてくれて本当に嬉しかったです!
- (OSTで「スクラムマスターに必要なメタスキル」についてディスカッションしているとき)なべさんは全体的に忍耐強いイメージ。忍耐のグラデーションの付け方は私もとても知りたい!忍耐を構成する要素があまりわかっていない。。
- (初参加の方同士で交流するためのチャンネルを作って待機していたのを受けて)なべさんが、参加者としてそういうチャンネル作ろうとしているのがチャット見てわかったので、「気軽な参加者同士の交流だ〜」と思えて、参加しやすかったです
- (OSTで「スクラムマスターはファシリテーションをどう学ぶべきか?」についてディスカッションしているとき)なべさんは雑談の時に丁寧にファシリをしているイメージ
セッションの実況についてディスカッションできた
これまで、イベントといったらつきものだった「Twitter実況」が、徐々にDiscordに移り変わっていることに対して、Twitter実況者の間で想いを語りあうことができたのは、なかなか面白い出来事でした(笑)
after day3
録画試聴会がゆる〜く開催された
Discord上で試聴会の募集がゆる〜くかかっていたので便乗!
雰囲気はこんな感じでした。
セッションに影響を受けて、1on1on1を即やってみた
長南さん、Akiさんのセッション「本当に大切なものは余白から生み出される。ゆるい1on1のススメ」の視聴後、その場で1on1on1が決まりました(早い!!)
翌日やってみた様子がこちらです。
ラフにふりかえってる
本当は、それぞれのセッション毎なり、一日単位でふりかえっていくのがベストだと思うのですが、まぁ継続的なペースで…ということで、全部終わったあとに、時間かけずにさっくり&強く印象に残ってる範囲でブログにしています。
エゴサしたり、当時のタイムラインをかる〜く見返したりしていますが、なかなか面白いので、おすすめです(笑)
つぎやりたいこと
本編終了後、有志で「知り合いを増やす」イベントをやってみる
本編終了後は「ボイスチャンネルで雑談する」以外の選択肢を持ち合わせていなかったのですが、知り合いを増やしたい人を募ってワークショップを決行してもいいじゃん!と閃いてしまったので、次回RSGT(もしくはオンラインのカンファレンスどこか)では、ゆる〜くそんな場を作ってみたいと思っています。
スクラムフェスあたりだとやれそうかな〜なんて思ったりしてます。
おしまい
ふりかえってみると、いい感じにギャザってるな〜と思いますね!
きっとこのあともRSGT2021は続いていくと思います。
day366が楽しみですね!